GREETING
ご挨拶
GREETING
ご挨拶
- トップ
- ご挨拶

平素は、畜産生産者の皆様や、関係団体・関係機関の皆様には、本組合の事業、活動に対し格別なご高配を賜わっておりますことに、厚く御礼申し上げます。
本年6月の通常総会後の理事会において、会長に就任することになりました。
皆様に謹んでご挨拶を申し上げます。
さて、今現在焦点となっております米国の貿易政策については、その行方が引き続き甚だ不透明であり、世界経済全体への影響が見通せない状況にあります。
我が国の飼料畜産業界との関係でも、配合飼料原料の調達や畜産物の輸出・販売といった直接的な要素だけでなく、景気や物価を全面的に左右するような大きな不確定要因を抱える事態となっております。
近年は、長引く地域紛争や気候変動、脱炭素代替原料との競合などの外的・構造的要因が諸原料・燃料・資材の需給・価格の大幅な変動をもたらしてきた中で、我が国の食料安全保障の確保は、これまで以上に舵取りが難しい局面を迎えていると認識しております。
本組合は発足以来、国民生活に不可欠な国産畜産物の供給を支えていくため、「安全な飼料原料を確保し、安全で高品質な飼料をつくり、畜産現場のお客様に安定的にお届けする」という使命を果たすべく、組合員一同、力を結集して努力を重ねて参りました。
現下の情勢におきましても、配合飼料価格安定制度などの畜産経営対策、あるいは家畜疾病に対する衛生対策を含め、飼料畜産業に関する制度・政策・税制についての政策当局への要請をはじめとして、全国の関係団体の方々との協力・連携の下に、国産畜産物のサプライチェーンの持続的発展に向けてしっかりと取り組んで参る所存です。
皆様のご期待に沿えるよう全力を尽くして参りますので、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
2025年6月17日
協同組合日本飼料工業会
会長 宮内 和広