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安全・安心・安定供給のために

工業会では、飼料の安心・安全・安定供給の責任を果たし、
フードチェーンの川上から食の安定供給に貢献するための取り組みを行っています。
飼料業界のことをより深く知っていただけるコンテンツになります。

安全のために

安全な配合飼料をお届けするための取り組み

原料受け入れ時の対応
  • ガイドラインに基づき、確認済みの飼料原料を使用して配合飼料を製造しています。
  • 飼料原料のトレーサビリティーを確認しています。
  • 有害物質や有害微生物の汚染実態をモニタリングしています。
  • 確認済みの飼料原料を使用して配合飼料を製造しています。

製品出荷時の対応

  • 感染状況(リスクの程度)に応じ工場の消毒レベルを4段階に設定しています。
  • 現在、疾病発生地域では最高のレベル4*で対応中です。

工業会「安全飼料製造規範」の考え方

  • 1海外からの輸入に頼っている多くの飼料原料について、安全性を確保するための、科学的で、現実的な管理手法
    (国際連合食糧農業機関:Food and Agriculture Organization of the United Nations )
  • 2安全飼料製造規範」の考え方は、2010年にFAOと国際飼料産業連盟(IFIF:International Feed Industry Federation)が作成した「飼料産業実施規範(Good Practices for the Feed Industry)」にも明確に示されて、世界的な潮流
  • 3国際的にみても諸外国の規範と遜色のない安全性の水準を求めており、我が国の配合飼料製造団体が自ら定めた画期的な取組み
  • 4平成27年度には、農水省により、配合飼料全般について原料から最終製品までの全工程を網羅するGMPを事業者自らが導入する為の指針として、「GMPガイドライン」が、飼料工業会の積極的な参画の下に制定され、その後、独立行政法人農林水産消費安全技術センターによる適合性確認等の取組の下で運用されている。

飼料安全に係る農林水産省の役割

家畜伝染病予防法の概要

家畜伝染病予防法の目的:家畜の伝染性疾病の発生の予防及びまん延防止により畜産の振興を図る。

発生予防対策

まん延防止対策

資料:農林水産省

安定供給のために

配合飼料価格と配合飼料価格安定制度

配合飼料価格の推移

注:配合飼料価格は、全畜種の加重平均価格である。

資料:生産局畜産部飼料課「流通飼料価格等実態調査」

配合飼料価格の推移

資料:農林水産省

配合飼料価格安定制度

制度の概要

配合飼料価格高騰時に生産農家に対し、あらかじめ積み立てた基金から補填金を支払う制度

制度の基本的な仕組み
発動条件

異常補填基金

輸入原料価格が直前1か年の平均と比べ
115%を超えた場合

通常補填基金

輸入原料価格が
直前1か年の平均を上回った場合

資料:農林水産省

輸入原料価格の推移と配合飼料価格安定制度の補填実施状況

制度の概要
  • 注1:輸入原料価格は、とうもろこし、こうりゃん、大豆油かす、大麦、小麦の5原料の平均価格。平成28年第3四半期までは、ふすまを含む6原料の平均価格。
  • 注2:平成25年度以前の通常補填については現在と計算方式が異なるため、平均/基準輸入原料価格の差と通常補填の交付額が一致しない。
  • 注3:数値は速報値。

資料:財務省「貿易統計」、(公社)配合飼料供給価格安定機構「飼料月報」